Loading...


ケルシュ / 19世紀・フランス,アルザス地方
kelsch / 19th.C・France , Alsace

size : W1650 L1450
price : 38,000-(+tax)

description :

フランス東部ドイツとの国境近くのアルザス地方で19世紀に織られた伝統織物です。フランスでも希少価値が高く、こちらは大きなサイズのデュベカバーです。ケルシュに使われている赤はカトリック、青はプロテスタントを表し、その家庭で作られ後生まで使われたそうです。手紡の糸は不均一で凹凸があり、それが織り上がった時の美しい表情となっています。細番手の繊細な糸とは異なり、素朴で愛着を持てる厚みのある生地です。天然植物染料によって先染めされた糸で織られた、非常に美しいホームスパンリネンと思います。袋状になっており、表地はチェック柄、裏地は無地になっています。袋口は中に詰める羽毛などを入れるため広めに開いております。詰めた後に紐で結んで使いました。当時の家庭の織機は小さく、一枚では幅がとれないため数枚の布を接いで一枚の布とされています。この布の接合部分の手縫いの表情もケルシュの見所だと思います。