渡 辺 遼  - R y o W a t a n a b e -
1978 埼玉生まれ
2002 武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科卒業
鉄工所勤務の後、鉄を使ったオブジェ作品の制作を始める。
近年、アルミや鋳造ブロンズの作品も加わりながら、
一貫して自然物のような気配のある作品を制作し続けている。
2015 埼玉県さいたま市から長野県飯島町へ移住予定。

2011.12. Ryo Watanabe Exhibition -open studio- (やいち/北本)
2014.11. Ryo Watanabe Solo Exhibition (やいち/北本)



「とあるかけら」

石ころのようなものをつくりたい
だれかにひろわれて
そっとポケットにいれておいてもらえるような
木の実のようなものをつくりたい
だれかにひろわれて
ちょっとしたところにおいておいてもらえるような
しずかに そっと たたずんでいるものを

どこかを歩いていてふと気になったものには、
なぜだか同じような気配があるように思います。
木の実や小枝、小石や落ち葉、あるいはなぜこんな所に落ちているのかといった
ねじ切れたボルトだったり、何かの破片であったり。
ふと立ち止まって手にしてしまうのです。
それは、雨の日だったり曇りの日、あるいは晴れている日かもしれません。
それはわかりません。
でも、そのとき目に映ったそのものをとりまく景色、空気や色、形、時間、様々なものが
ある種の気配となってあらわれていたのだと思うのです。
そして、そんな気配のあるものをつくれたらなと思うのです。
  てつころ